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H.Oさんの体験談
本当にあった、知人の話です。知人は、とある製造ラインで日雇いで働いていましたが数年前のリーマンショックのあおりを受け、仕事を失いました。
知人には知り合いもなく、また若い頃のいざこざで親元に帰るという選択肢も無かったので、仕事を探すことがすなわち生きることとなっていました。
でも、仕事を失って仕事先の寮からも出てしまい、ずっとまんが喫茶に寝泊りしていたため、住所不定の友人を雇ってくれる奇特な会社は見つからなかったそうです。日本という国は、一度家を失ってしまうとやる気があって健康でもなかなか仕事がないようですね。とはいえ、携帯電話もないため、例え面接に受かったとしてもその知らせを受け取ることもできなかったと言えます。
友人はまんが喫茶にも居づらくなって、ホームレスになろうとしていたところ、教えられてウィークリーマンションに入ったそうです。
そしてそれをチャンスにして、何度も就職活動をした後、派遣社員ですが長期間、雇ってくれるところを見つけました。
それが半年ほど前のことです。友人は、リストラになった後から就職活動をしていたころは必死で振り返ることがなかったけれど、もしウィークリーマンションといったものが存在もしなければ職を見つけることが出来なかっただろうし、
そう思うとウィークリーマンションのことを教えてくれた人には感謝しかないと言っていました。
彼は今、働きを認められて正社員になったばかりです。リーマンショックという、彼だけの責任ではないところからの波乱万丈な日々に打ちひしがれることもあったと言いますが、今は元気で働いています。